風邪をうつされたと昔から表現しますが、風邪はうつりません。
風邪と呼ばれている症状があり、それが風邪という病名になっているのです。
風邪の症状を起こすウイルスは特定されていません。
ウイルスと呼ばれるモノも細菌の仲間です。
そして、細菌はどこにでもいます。
身体の免疫力がしっかりしているときは、少々多めに細菌が体内に入ってきても問題はありません。
でも体力が落ち、免疫力が落ちているときは、無毒化できないので体外に排出しようとします。
それが咳やクシャミといった症状になるのです。
熱を出して無毒化しょうとすることもあります。
でも、その人が咳やクシャミなどで排出した菌によって、他の人が同じ症状になることはないのです。
特定の菌であれば罹った人はみんな同じ症状になるはずですが、それぞれ違う症状が出るということは同じ菌ではないということです。
身体の中のどこのバランスが崩れているかによって出る症状は変わってきます。
ノドにくる風邪、熱が出る風邪、お腹をこわす風邪、頭が痛くなる風邪・・・
風邪といっても色々な症状があります。
それは特定の一つの風邪菌があるのではなく、普通にどこにでもいる菌が
たまたま免疫力の低下した身体で症状を起こすということです。
それから、風邪を引いている人の近くにいるということに恐れや不安を感じると、その思いで風邪を引いた症状を身体が作り出す場合があります。
特に、免疫力や体力が落ちているときには、 気持ちも下がりますので悪い方向へ考えるようになります。
体力があって元気いっぱい、気持ちも晴れやかというときは、クシャミや咳をしている人をみても、大変ですね、お大事にと自分とは関係ないと思っていますので、症状が出ることは無いのです。
日頃からストレスをためず免疫力を上げて、楽しく生活をすることが大切ですね。